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琵琶湖の家

House in Lake Biwa
滋賀県彦根市
琵琶湖の家 北側外観

 ワークショップで収穫した琵琶湖のヨシ(葦)を屋根と2階外壁の断熱材に、また近江平野の稲藁で作ったストローベイルを、かつて土蔵造りに使われていた伝統的な下げ縄方式で固定しています。滋賀県山東町で解体された旧柏原銀行の壁土と江戸時代の蔵の土が、守山の左官職人小林隆男さんの手で蘇りました。伝統工法にこだわる安土建築工房と一般参加者の協力を仰ぎ、建主自ら率先して家づくりを牽引しました。

琵琶湖の家 玄関ポーチ 琵琶湖の家 居間 琵琶湖の家
概要

専用住宅/木造2階建の新築工事/敷地面積330.58u、建築面積103.02u、延床面積141.01u(1階82.22u、2階58.79u)/工期2002年12月〜2003年7月

■企画・ワークショップ管理: 中野 桂
■設計監理: 大岩剛一&スローデザイン研究会
  (設計協力:宮本徳子・高浜誠一/監理:渡部知子、谷帆奈美)
■構造設計: 加藤正之建築研究所(加藤正之)
■施工: 安土建築工房(西澤由男)
■左官工事及び藁積土塗指導: 江州左官土舟(小林隆男)
■素材協力(ヨシ): 葭留(竹田勝博)
■ストローベイル: 稲藁550個(滋賀)
■主な材料・設備: ヨシ(琵琶湖産、屋根及び2階壁断熱材)、壁土、厨房壁土塗(大津磨き)/雨水タンク、薪ストーブ
■協力: ナマケモノ倶楽部

屋根の断熱材にヨシを敷き込む 下げ縄と荒塗り
藁縄でベイルを固定