作品　＞　建築　＞　設計監理　＞　美山の家 ぎゃらりぃ甚弥

　地元美山の森林から伐り出した杉とヒノキを、伝統工法にこだわる美山の職人竹内義己さんが組み上げました。大津市仰木の棚田の稲藁で作ったストローベイルは、かつて土蔵造りに使われたことのある伝統的な下げ縄方式で固定され、完成度の高い土の表現に仕上がっています。造成から完成まで、夫婦が率先して家づくりに関わりました。個人住宅ですが、玄関の土間にはガラス工房とギャラリーが併設されています。美山在住のアーティストたちの作品やスローライフ関連の書籍が展示・販売され、地域のアート・イベントの情報発信基地にもなっています。

概要

専用住宅＋ギャラリー／木造平屋建の新築工事／敷地面積737.00�u、建築面積113.87�u、延床面積135.19�u(ギャラリー床面積：14.27�u）／工期2004年4〜10月／開店：2005年4月16日

■企画・ワークショップ管理：　青山広晴、優子
■設計監理：　大岩剛一＆スローデザイン研究会
　 （設計協力：谷帆奈美、高浜誠一／監理：大島秀斗、上田麻理衣）
■藁壁温熱環境実測：　日本大学生物資源科学部糸長浩司研究室
■施工：　竹内建築（竹内義己）
■左官工事及び藁積土塗指導：　江州左官土舟（小林隆男）
■Truth Window制作：　木工屋sola wood workshop（鈴木直彦）
■ストローベイル：　稲藁380個（滋賀）
■主な材料・設備：　杉、檜、壁土（以上京都産）／排水〜醗酵バクテリアによる敷地内完結型排水浄化システム（日本バイオテクノ）、薪ストーブ
■協力：柿の木山、美山町森林組合

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