スローデザイン研究会が手がけたストローべイル・ハウス

スローデザイン研究会が手がけたプロジェクト

琵琶湖の家

滋賀県彦根市(2003年7月竣工)
北側外観
撮影:斎部 功

 ワークショップで刈り取った琵琶湖のヨシ(葦)を屋根と2階外壁の断熱材に、また近江平野の稲藁から作ったストローベイルを、かつて土蔵造りに使われていた伝統的な下げ縄方式で固定しています。滋賀県山東町で解体された旧柏原銀行の壁土、江戸時代の蔵の土が、守山の左官職人小林隆男さんの手で蘇りました。
 在来工法と国産材の使用にこだわる安土建築工房と一般参加者の協力を仰ぎ、建主自ら率先して家づくりを終始牽引しました。

玄関ポーチ 居間 客間
撮影:斎部 功 撮影:斎部 功

「琵琶湖の家」設計施工に関わった方々

●企  画 中野 桂・和子
●設計監理 大岩剛一+スローデザイン研究会(監理担当:渡部知子・谷帆奈美)
 構造設計 加藤正之建築研究所(加藤正之)
 設計協力 宮本徳子・高浜誠一・大谷芽衣子・中橋涼子・野瀬暁子・山縣乃亜
●ワークショップ管理 中野 桂・和子
●ワークショップ指導 小林隆男(小林左官店)・渡部知子(スローデザイン研究会)
●協  力 ナマケモノ倶楽部
●施工管理 安土建築工房(西澤由男)
 左官工事 小林左官店(小林隆男)

●素材提供
  ヨシ(滋賀県安土町)〜葭留(竹田勝博)
稲藁(滋賀県中主町)〜中道農場(中道唯幸)
※使用したストローベイルの数:550個(約11反)
●暖  房 薪ストーブ
●雨水タンク オーヤ企画(八日市市のサントリー・ウイスキー工場で廃棄処分になったオーク材の樽をリサイクルしたもの)

屋根の断熱材にヨシを敷き込む 下げ縄と荒塗り
藁縄でベイルを固定

「琵琶湖の家」設計データ

●主要用途  専用住宅(家族構成/夫・妻・子供二人)
●工事概要 新築工事/木造2階建て
●基  礎 鉄筋コンクリートべた基礎
●構造・構法 在来木造+藁壁構法
●敷地面積 330.58m2
●建築面積 103.02m2
●延床面積 141.01 m2(1階82.22m2、2階58.79m2
●設計期間 2002年 6〜10月
●工事期間 2002年12月〜2003年7月