インフォメーション

 

高樹沙耶さん(女優)がストローベイルハウスを建設中 
設計監理は大岩剛一とスローデザイン研究会

ストローベイル・ハウス   カフェ 「風流」
ボランティア募集のお知らせです!

こんにちは。高樹沙耶です。
私はこのたび、千葉県南房総市にカフェ「風流」をオープンさせることになりました。
海に面したとっても気持ちの良い場所です。フェアトレード商品やワークショップ運営、自分たちで育てた無農薬野菜を使った食事を提供しながら、地域に根ざし、新たなつながりを生むことをめざすカフェです。
このカフェは、近くの鴨川市で昨秋収穫された稲藁で作ったストローベイルを使い、国産材にこだわった木造平屋建て。現在は基礎工事が進行中。藁積みと土塗りの作業は、一般参加者を募って手作業でつくります。

カフェスロー・オープニングイベントに駆けつけた高樹沙耶さん

・ストローベイルとは・・・
ストローとは藁のこと。ベイルとは梱包されたものという意味があります。
つまり、ストローベイルとは藁を圧縮・梱包した藁ブロックのこと。
この藁のブロックを積み、上から土を塗った家をストローベイル・ハウスといいます。
19世紀後半にアメリカで生まれ、およそ20年前から環境に負荷を与えない建築として世界中で注目を集めるにいたりました。

・何故、ストローベイル・・・
ストローベイル・ハウスは北米で生まれ育ったものですが、藁はもともと日本でも身近な素材として活用されてきました。
もう一度、私たちの住文化の中に藁という素材を取り入れ直すという意味もあります。
稲藁は1年草で農業の副産物、危険な化学物質とも無縁です。そしていつか土に還り、新たな生命を育む、環境循環型の素材です。

・ストローベイル・ハウスの長所・・・
高度な断熱性(夏は涼しく冬は暖かい)、調湿性、遮音性を有する建物です。曲線を自由に生かせる造形的面白さも魅力です。
また、誰でも手作業でつくることができ、子供から大人までみんなで協力して作業することで、人と人とのつながりが生まれます。

さて、いよいよ7月5日から藁積みの作業が始まります。
つきましては、職人さんや私たちと一緒に、この作業をしてくださるボランティアの方々を募集したいと思います。
土塗りも含め、下記の日程で工事を予定しています。一日だけのご参加でもけっこうです。
遠路まことに恐縮ですが、この機会にぜひご参加・ご協力くださいますよう、お願いいたします。

2008年6月吉日
呼びかけ人: 施主・高樹沙耶( http://www.umoja-lani.jp )+ 設計監理・大岩剛一
協力: スローデザイン研究会 ( www.slowdesign.net
   : ナマケモノ倶楽部 ( www.sloth.gr.jp
   : (有)カフェスロー( http://www.cafeslow.com/

■場 所: 千葉県南房総市白浜町
■交 通: JR内房線館山駅よりバス25分
館山道富浦インターから車で約30分
■日 程: 2008年 7月5日(土)〜 7月26日(土)
*参加人数、作業能率、天候次第で上記日程が短縮されたり、延長されたりする可能性あり。
■費 用: 交通費・宿泊などの経費は、大変恐縮ですが自己負担でお願いいたします。昼食のみ、こちらで用意させていただきます。近辺には宿泊施設があります。また、テントを張れる敷地があります。
■服 装: 動きやすく、汚れてもかまわない服装でお願いします。
■連絡先: 吉野明美    
E-mail: aloha@saya.jp /TEL: 090-7816-5406
ご連絡いただけましたら地図、交通手段、近辺の宿泊施設の情報などについてお知らせいたします。

 

「カフェスロー」が国分寺に移転、新店舗が完成しました!

 

 

 

     新カフェスローの店内 中庭

7年前、スローデザイン研究会が最初に手がけた「藁の家」。思い出のいっぱい詰まった「カフェスロー」に、今年の1月、国分寺駅に近い工場跡への移転話が突然持ち上がりました。以来、旧店舗のコンセプトを継承し、さらにパワーアップした店舗を目指して、設計者の大岩剛一と経営者である吉岡淳さん、スタッフが一丸になって計画を進めてきました。
4月後半の着工から一カ月。現場監理はスローデザイン研究会の上村彩果がつとめました。5月のGWを中心に、その後数回にわたるストローベイル・ワークショップには、地域の皆さんやナマケモノ倶楽部の皆さんを始め、延べ150人以上ものボランティアの方々が参加して、このたびついに新店舗が完成しました。

6月14,15,16日の3日間のお披露目パーティーには、参議院議員の川田龍平さん、女優の高樹沙耶さん、サヨコ+OTOさん、エクアドルのインタグの森からカルロス・ソリージャさん、そしてナマケモノ倶楽部世話人であるアンニャ・ライトさん、中村隆一さん、辻信一さんなど、多くのゲストがお祝いに駆けつけ、皆で新しいカフェスローの門出を祝いました。

正式なオープンは6月21日(土)のキャンドルナイト。
国分寺駅から徒歩6分、ストローベイルのディスプレー・ウィンドーと明るい中庭が目印です。

「カフェスロー」詳細はこちら→ http://www.cafeslow.com/

カフェスロー・オープニングイベント6/14 カフェスロー・オープニングイベントで挨拶をする大岩剛一 旧カフェスロー最後の日(カフェスロー7周年&クロージングパーティ)吉岡淳さんと大岩剛一5/25

 

新カフェスロー/藁積み、土塗りワークショップに参加して

5月6日、カフェスロー新店舗で行われた藁のワークショップに参加しました。ワークショップはこの日が4日目。約20名の参加者が、壁材を混ぜ合わせる人、壁の形を整える人、竹を伐る人などに分かれ、それぞれ作業を進めました。

僕の作業は水と土を混ぜ、藁に馴染ませて壁材をつくること。塗りやすいように程良い固さにして、しかもしっかり藁と馴染ませるのはなかなか力のいる仕事でした。土と藁をこねる手の感触が気持よく、自分が今こねている土がカフェスローの壁になることを考えると、自然とやる気が出てきて夢中になって手を動かしていました。さらに嬉しかったのは、いい固さの土ができると塗っている人たちが喜んでくれたこと。協力してつくり上げる楽しさと喜びを、心と身体で実感したひとときでもありました。

次は藁を積んだ壁に土を塗り込む作業でした。壁をじっと見つめ、でこぼこの場所を見つけては塗り込む地道な作業。離れてみて、へこんでいるところ盛り上がっているところを探し、土と藁を揉むように馴染ませながら塗り込んでいきました。1日の作業が終わってその壁を見たら、最初とは見違えるように平らな壁になっていました。この上に仕上用の土が塗られていくので、もう明日以降は見られない。この日だけの壁。ちょっと淋しい気もしましたが、でもつくった人だけが知っている壁を見られることがちょっぴり誇らしく、参加してよかった〜という思いが自然と湧いてきました。

藁や土、水に触れられたこと。自然素材を混ぜ合わせ、みんなでひとつのものを協力してつくる体験ができたこと。大好きなカフェスローに、ちょっとだけ貢献できたこと。ただ形をつくるだけでなく、感触を味わったり、みんなと協力する楽しさを味わったり、壁が完成していくプロセスをじっくり味わうことができたり。そのひとつひとつがとっても幸せな時間で、「スロー」のよさを心と体で実感したひとときでした。

貴重な機会をくださったカフェスローの皆さま、スローデザイン研究会の皆さま、一緒にワークショップに参加した皆さまに心から感謝です。こういうスローな時間を、これからも大事にしていきたいです。カフェスローがこれからもステキな場でありますように。(報告:市川 創)

 

 

アースキャラバン自然体験ワークショップ 5/ 18
「古民家の暮らしを体験しよう!」〜滋賀県大津市〜
(スローデザイン研究会共催/講師:大岩剛一)

    

みなさま アースキャラバン2008をご存知ですか?
「地球を遊ぼう 地球を学ぼう」を合言葉に、
冒険家の高橋素晴さん率いるアースキャラバン号が日本全国を縦断し、
各地で子供たちを対象に自然体験ワークショップを繰り広げるというもの。
5月18日にはアースキャラバン号が滋賀県大津市にやってきて、
スローデザイン研究会世話人の大岩剛一が講師をしました。
テーマは「古民家の暮らしを体験しよう!」。
一体どんな授業が繰り広げられたのでしょう?

【会   場】 滋賀県大津市葛川細川町字合野13番地
【主   催】 アースキャラバン実行委員会
【特別協賛】 松下電器産業(パナソニックキッズスクール)
【特別協力】 チーム・マイナス6%(環境省)
【企   画】 ナマケモノ倶楽部、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ
【共   催】 スローデザイン研究会
【協力団体】 NPO法人NPO子どもネットワークセンター天気村(http://www.biwako.ne.jp/^nt-tenki/
【協   力】 久保照夫、西澤恵美子(体験・山菜摘み農園 じゅうべえ)、奥村忠市朗

 

5月18日、滋賀県大津市葛川でアースキャラバンが開催されました。
子供たちに環境授業を行うため、バイオディーゼルカーに乗って高橋素晴さんをキャラバンリーダーとして全国をまわっています。
今回は古民家を使い、スローデザイン研究会代表大岩先生を講師として、環境にやさしい暮らし方、「家」をテーマに行いました。
自分で川から水をくんで、山菜を摘んで、かまどで火をおこして、お米をたいて。
大都市からやってきた15名の子供たちにとってはどれも体験できないことばかり。
彼らにはとても新鮮だったようで、目を輝かせながらいきいきと取り組んでいました。 お昼は自分たちで炊いたご飯、摘みたての山菜のてんぷら、ヨモギ団子、差し入れの鹿汁などが並ぶ豪華な食卓になり、みんなで板の間に座ってとても満足そうでした。
食後は土間にむしろを敷き、地域の方も一緒になって、一人一足、わらじを作りました。
おじいちゃんおばあちゃんの話に真剣に耳を傾けながら、全員が見事にわらじを完成させました。地域の方も、子供たちの力でここまで作れるとは思っていなかった、すごいすごいと喜んでいました。
わらじを履いたこともない子供たちは、痛い痛いといいながら、 でもうれしそうに自作のわらじで民家の周りを走り回っていました。
最後に、高橋素晴さんと大岩先生と子供たちで、一日を振り返りながらのミーティング。 古民家で学んだこと、感じたことを一つ一つ子供たちに発表させました。 素晴さんは、家と素材、周りの自然、生活道具、食材など、 すべてが無駄なくつながっていることを話して聞かせます。
古民家には昔の人の知恵がたくさんつまっていて、住んでいた人の思いがしみついています。
子供たちはそのことを肌で感じることで、そうした知恵や思いが子供たちの心の中に残っていくのだと思いました。
そしてそれが、私たち大人にとっても必要な人生の糧になるのだと思います。(報告:高井奈津子)

 

 

スロー運動の拠点「スローカフェ・ネットワーク」結成記念イベント

年々高まりつつあるスローカフェ・ムーブメントを受けて、ナマケモノ倶楽部とカフェスローは、スローカフェ宣言のコンセプトに基づいた拠点を全国各地に広げるための情報共有の場、「スローカフェ・ネットワーク」 を立ち上げることになりました。
スローカフェ宣言http://www.cafeslow.com/cafeslow%20manifesto.htm
スロームーブメントの先駆けとして6年前にオープンした東京府中市の「カフェスロー」。
当日は、すでに活動を行っているスローカフェや、これからスローカフェを開店したい個人や団体が全国各地から駆けつけ、スロー運動のネットワークを全国に広げていくための画期的なイベントになりました。
スローフード・ジャーナリストの島村菜津氏を中心に、中村隆市氏(ナマケモノ倶楽部世話人、ウインドファーム代表)、スローデザイン研究会世話人の大岩剛一、カフェスロー代表の吉岡 淳氏が、日本のスローカフェ運動の展望とスロー運動の将来をめぐってシンポジウムを行ない、参加者との活発な意見交換が行われました。

【日時】2007年6月10日(日)PM12:00〜17:00
【場所】東京都府中市栄町「カフェスロー
【主催】ナマケモノ倶楽部カフェスロー

 

「自休自足」2007年7月号 (第一プログレス 2007年6月2日発売)

小さなストローベイルハウスをつくろうというコーナーで「藁文の家」が紹介されています。
「大島秀斗ストローベイルの魅力を語る」ストローベイルハウスに興味をもったきっかけや将来性について語っています。

 

 

新発売の有機無農薬コーヒー
「ハチドリのひとしずく」のパッケージをデザイン

           

4月の21、22日に代々木公園で開催された「アースデイ東京2007」。
 ナマケモノ倶楽部とハチドリ計画のブースに、トセパン(メキシコ)とインタグ(エクアドル)の森のコーヒーをブレンドした「有機無農薬コーヒー ハチドリのひとしずく」が初登場しました。

「ハチドリのひとしずく」のお話を知っていますか?
「私は、私にできることをしているだけ」と言いながら、燃え盛る森の中へ一滴一滴、クチバシで水を運ぶハチドリのお話です。

「有機無農薬コーヒー ハチドリのひとしずく」は、 森の木を切らずに他の多くの果樹といっしょに栽培されています。
つまりコーヒーの栽培が森を元気にする、「森林農法」でつくられたコーヒーなのです。
収益の一部はナマケモノ倶楽部を通じて、 森林農法に取り組むコーヒー生産者組合に寄付されます。
私たちの「ひとしずく」が、二つの森に落とされるのです。

この「ひとしずく」の意味をひとりでも多くの人に伝えるためには、パッケージのデザインはとても大切です。
スローデザイン研究会のメンバー、ツジヒロコさんが、企画者であり、販売元でもあるナマケモノ倶楽部と何度も打ち合わせを重ね、マイケル・ニコル・ヤグラナスのハチドリ・マークを中心に、メッセージ性の強い、シンプルで美しいパッケージデザインに仕上げました。

代々木公園の 明るい日差しに、緑と赤の二つの色がとてもよく映えていました。(報告:上村彩果)

商品問合せ  
ナマケモノ倶楽部:http://www.sloth.gr.jp/goods/others_hachidori_coffee.htm
メール:mail@sloth.gr.jp
ハチドリ計画: http://www.hachidori.jp/
マイケル・ニコル・
ヤグラナスさんのページ:http://mny.ca/

 

実験!体験!!春休み子ども環境フェスティバル

 

子どもたちに環境への関心を高めてもらおうと企画されたイベント「実験!体験!!春休み子ども環境フェスティバル」に、スローデザイン研究会も出展しました。
当日はたくさんの親子連れが参加して大盛況でした。実験コーナーでは、水やエネルギー、地球温暖化などについてお話と実験が行われました。
ストローベイル展示コーナーでは、「三匹の子ぶた」のイラストなどを用いて「わらの家って、ほんとはすごいんだよ!じょうぶだし、環境にもいいんだよ!」と、わかりやすくアピールしました。
子どもたちは大きなワラのかたまりに興味津々で、触ったり、座ったり。
お父さんお母さんたちは、パネル展示に足をとめて熱心に見入っていました。
自然素材の家への関心の高さがうかがえました。(報告:和久愛子)

【日時】2007年4月8日(日)10:00〜16:00
【場所】ひと・まち交流館 3F  第4会議室 京都市下京区西木屋町通上ノ口上ル梅湊町83-1
【主催】NPO子どもサポートプロジェクト・京都技術士会(http://kosapo.jp/modules/news/article.php?storyid=23)

 

滋賀県建築士会青年部会事業「あーき塾 2007」
『スローデザインとつながりの再生
〜「懐かしい未来」の創造に向けて〜』

滋賀県建築士会の主催で、滋賀県における豊かな自然との関わりや、これからのライフスタイルのあり方について、大岩剛一がストローベイル・ハウスを切り口にした講演を行いました。
【講師】 大岩剛一
【日時】 2007年2月23日(金)講演会18:00〜19:30交流会21:00
【場所】 コラボしが21 3階 中会議室
【主催】 滋賀県建築士会(http://www.kentikushikai.jp/

 

ソトコト」No.93、 2007年3月号 (木楽舎 2007年2月5日発売)

 「ロハスNGO+NPO大図鑑」特集にスローデザイン研究会が紹介されました。

 

「住む。」No.20、2007年冬号 (泰文館 2006年12月21日発売)
藁をさまざまな切り口から特集した「藁新聞」というコーナーが設けられていて、藁
の研究家、宮崎清氏のインタビューを始め、藁の生活文化が興味深く編集されていま
す。
「藁と土、身近な素材から生まれたカフェ」のページでは、スローデザイン研究会が
設計監理した東京の「カフェスロー」が大きく取り上げられています。また、「藁を
読む」という書籍情報コーナーには、絵本『わらの家』(大岩剛一著)も名を連ねて
います。

 

 

ネイチャー&サイエンスカフェ Vol.2
『わらの家から住まいと暮らしを見直す
〜失われつつあるつながりを取り戻すために〜』

   

11月27日(月)、東京渋谷にあるモンベルクラブ5Fのサロンで行われた「ネイチャー&サイエンスカフェ Vol.2」でスローデザイン研究会世話人の大岩剛一が講演をしました。伊藤信子さんの司会に始まり、大岩は80点もの里山やわらの家の写真をもとに、自身の子供時代の原風景から現在の都市の姿、その在るべき姿を語り問いかけます。
大学生から専門家まで、年齢もまちまちの参加者の方々から、自己紹介と同時に多くの質問がとび出し、最後は異例の二次会にまで発展するという、積極的なディスカッションの場になりました。
家やまちに関わるひとりひとりの心の原風景を掘り起こし大切にしていくことが、未来の私たちの暮らしを豊かなものにしていく。今回の講演から、私自身も強くそのことを再確認させられ、自身に問いかけなおす良い機会となりました。(報告:上村彩果)

【日時】  11月27日(月) 18時00分開場18時半〜20時
【場所】  モンベルクラブ渋谷店5Fサロン(03−5784−4005)
東京都渋谷区宇田川町11番5号モンベル渋谷ビル
(http://www.montbell.com/japanese/shop/mbs_618851.html#salon)
【主催】  伊藤企画・伊藤信子

 

成安造形大学芸術文化交流センター公開講座 
「棚田・里山、湖辺の郷 淡海の夢2006講演会」


 

11月22日、成安造形大学で大岩さんの「命とつながる住の物語」の講演会に参加しました。多くの学生や社会人の方が時折メモをとりながら熱心に聞いていました。まず前半は大津市仰木の自然風景とニュータウンの写真を使った里山のお話。後半は「藁舎」の施工写真を紹介しながらストローベイル・ハウスのお話。お話を聞いていて、里山にはおばあちゃんの知恵袋がたくさんあるなと思いました。柿の皮の再利用や、村中を走る命の源であるイゼと呼ばれる無数の水路など。ひとつひとつに意味があり、無駄がなく、自然界でみんながつながっている。里山とはそういうところなんだと感じました。
しかし、今私たちが暮らしている都会はどうだろう?干し柿吊るす家はめったに見ないし水路もない。あるのは味気ないコンクリートのドブくらい。マンション暮らしの友人は、住人同士会っても挨拶しないと言います。つながっていない。なぜだろう?食料はスーパーで常に入手できるし、エアコンの存在で一年中窓を閉めきっていても快適に過ごせる。すばらしい事なのか、さみしい事なのか・・・。では家にいる時間が多くなった私たちにとって、家は安全なのか?高断熱、高気密、石油からできたビニールクロスで覆われた室内。家は呼吸できていない。そんな家に私たちは身を置いている。自分まで呼吸できなくなったら・・・。とても怖いことだ。
ところでストローベイル・ハウスはどうだろう。圧縮したワラを積み上げ、上からみんなで楽しそうに手で土を塗っている。牛のえさになるワラ。お正月のしめ縄に使われているワラ。人間にとっても動物にとっても身近に使われてきたワラ。そんなワラと土でできているストローベイル・ハウスは、エアコンがなくても夏は涼しく冬は暖かい。家が呼吸している証拠だ。ストローベイル・ハウスは自然とつながっている。そう感じました。人と人。人と自然。自然と自然。つながることの大切さを改めて実感した講演会でした。 (報告:金田とよみ)

【日時】 2006年11月22日(水)17:30〜19:00
【場所】 成安造形大学 本部棟3Fホール 定員200名
【主催】 成安造形大学芸術文化交流センター(http://www.seian.ac.jp )
【後援】 大津市・大津市教育委員会
【講師】 大岩剛一

 

GNH「豊かさ」を問い直す 2006年11月6日〜20日(全国11箇所で開催)
ブータンナイト〜「GNH」に学ぶ
世話人の大岩剛一がブータンを代表する音楽家ジグメ・ドゥッパさん、
スピリチュアルツアーオーガナイザーペマ・ギャルボさんと共演。

  

ストローベイルが醸し出す落ち着いた雰囲気とやさしい照明、テーブルもカウンターも満席の中でイベントは和やかに始まりました。
ブータンの民族衣装をまとったペマ・ギャルボさんが、スライドを見せながら、自然や動物と共生するブータンの信仰と生活について語ってくれました。
ジグメ・ドゥッパさんは伝統的な弦楽器や笛を奏で、時に楽しいステップも交えながら、全身に心地よく響くブータンの民謡をゆったりと聴かせてくれました。
最後に当研究会世話人・大岩剛一とブータンのお二人によるトークセッションが行われました。
三人とも、ブータンと日本は民族的にも文化的にも本当によく似ている、先祖は同じだと意見が一致していました。同じ先祖を持ちながら、すでに経済発展をした日本と、まだ伝統的なコミュニティーや文化が生活の中に残るブータン。
「日本人は経済的に豊かになる中で、自分たちの小さな村をこわし、大きな都会へ出てきた。
そして都会で暮らすうちに、自分が誰だか分からなくなってしまった」
というジグメさんの言葉が、現代に生きる私たち日本人の存在感の頼りなさを言い当てられたようで、心の奥に響きました。

「破壊をともなう経済発展は、政府や資本だけが推し進めたのではない。その中には、自分たちの生活や文化を恥ずかしく思い、自ら捨ててしまった僕たち自身がいた」
という大岩の言葉に、ジグメさんが 「ブータンでも開発による自然破壊は進んでいる。しかし自分たちが便利な都会に住んでいて、地方の人々に開発をやめろとは言えない。今も、村に電気が来たと言って大喜びしたり、その日を心待ちにしている地方の人が沢山いる」
と応え、経済発展と幸せとの関係について深く考えさせられました。

カフェコモンズという場所の力も相まって、まさに五感でGNHについて思いをめぐ
らせた素敵なイベントでした。(報告:和久愛子)

* “GNH”は「Gross National Happiness」の略称。GNP(国民総生産)の
P(Product)をH(Happiness)に代えた造語です。

【日時】 11月16日(木)PM19:00〜21:00 
【場所】 大阪府高槻市富田町、「カフェ・コモンズ
【主催】 ナマケモノ倶楽部
【後援】 外務省ブータン王国名誉領事館日本ブータン友好協会
【助成】 国際交流基金 


「BE−PAL」No.306、2006年12月号(小学館 2006年11月10日発売)
 『わらの家』(大岩剛一著)が「青空図書館」の新刊紹介で取り上げられました。


TOKYO POETRY PLAY PARK ● 詩展[SHIIAWASE -詩居合わせ-]2006 11月3日〜5日

11月4日土曜日 秋の日暮れ時に 東京は目白の静かな古民家「ゆうど」でトークセッションが行われました。
詩展SHIIAWASEのプログラム、2日目のメインイベントです。
ゲストは急遽出演の決定したスローデザイン研究会世話人の大岩剛一と高尾の山でツリーハウスを運営する「虔十の会」代表の坂田昌子さん。
「ストローベイルハウス」と「ツリーハウス」のセッションでもあります。
たがいの家の持つ特性や共通点について話し合いながらコーディネーターで詩人の53(ゴーサン)は しあわせってなんなんだろう。ことばって、表現することっていったいどういうことでしょう、と問い掛けます。
たいせつなことは、まず「自分の眼でせかいをしっかり観る」ことだと、世話人大岩剛一は語ります。坂田さんも「大好きな高尾の山で眼を閉じて耳を澄ますと、そこにある自然の呼吸に包まれ、安らぎをもらう」と。
人間主体で造ってきた都市や家のほんとうの在り方をみつめること。
自分にとって本当に心地よいものを知ることで 
それぞれのしあわせ、表現のカタチが見えてくる。

途中、お抹茶と、干菓子を頂きながら 途中、会場のお客さんに自分のシアワセを
発表してもらったり。古民家のギャラリーで時間はあっと言う間に過ぎていきました。 (報告:上村彩果)


【日時】  11月4日(土) 
【場所】  目白・古民家「ゆうど」
【主催】  詩展SHIIAWASE運営委員会http://www.shiiawase.org/
【コーディネーター】 詩人53(詩展SHIIAWASE運営委員会代表、詩人)

 

10月14日(土)出版記念イベント開催 
『わらの家』出版記念の集い「わらの家と懐かしい未来」

東京都府中市の「カフェスロー  http://www.cafeslow.com/ 」で、このたび絵本『わらの家』を出版したスローデザイン研究会世話人の大岩剛一が、「スロー」というコンセプトを軸に環境=文化運動を展開する辻信一氏(文化人類学者、明治学院大学国際学部教授)と「わらの家と懐かしい未来」と題する対談を行いました。

ゲストとして駆けつけてくださった日大教授でパーマカルチャー・センター・ジャパン代表理事の糸長浩司氏、本の挿絵を描いた蔭山歩氏による講演と挨拶、主催者でもあるカフェスロー代表の吉岡淳氏、出版社を代表して堀込一博氏の挨拶もありました。挿絵の原画展が同時開催される中、およそ3時間にわたるなごやかで愉しい出版記念イベントになり、大いに盛り上がりました。 (報告:竹村智子)

【日時】  10月14日(土)PM12:00〜15:00
【場所】  東京都府中市栄町「カフェスロー
【主催】  インデックスコミュニケーションズ、カフェスロー
【協力】  ナマケモノ倶楽部、スローデザイン研究会

 

ソトコト」No.89、2006年11月号  (木楽舎  2006年10月5日発売)

「わらの家はスローなデザイン。消えつつあるつながりを再生する」
辻信一さんが連載中の「Dialogue Slow is Beautiful」で、新刊書『わらの家』を中心に「スローデザインと懐かしい未来」について大岩剛一と対談しています。



「ecocolo」No.7、2006年10月号 (エスプレ 2006年9月20日発売)

 「懐かしい未来の食べ物と家」
辻信一さんが新刊紹介コーナー「ecocolo republic」で、島村菜津著『スローフードな日本!』と大岩剛一著『わらの家』を紹介しています。



 『わらの家』 
(子どもたちに伝えたい家の本シリーズ No.17「くうねるところにすむところ」)

大岩剛一著、インデックス・コミュニケーションズ 2006年7月24日発売、1600円+税

「家と家族」のあり方をもう一度再構築するために、建築家が子どもと同じ目線で分かりやすく家を語った、家族みんなで読める画期的なシリーズ「くうねるところにすむところ」(芦原義信賞受賞)のシリーズ17番目。

施主自らが参加してつくるストローベイル・ハウスを通して、命とつながることの大切さ、家づくりの楽しさ、わらという素材のもつ哲学を語っ ていきます。 

前書きから…

わらの家をつくること。
それは、建築家として家づくりに携わってきたこの30年間に、
ぼくが失ってきた実に多くのものと、遅ればせながらつながり直す
旅でもあるのです。
小さなもの、つつましいもの、失われたもの、ゆるやかに循環する
ものとつながり直すこと。
手間ひまかかる家づくりという古くて新しい物語を掲げ、
住まいと私たちとの間にもう一度血の通った関係を築くこと。
これが、ぼくがこの本に込めた思いです。




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