自由帖

大分県由布院の藁ワークショップ報告

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2月に行われました大分県由布院「原っぱカフェ」の藁積み土塗り作業の様子を、現場責任者の
カイル・ホルツヒューターさんより頂きました。
カイルさんは、大学院で建築・地域共生デザインの研究をされていて、数々の藁と土で織りなす
空間を、スローデザイン研究会と一緒に紡いで来て下さっています。

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2月10日から18日までの9日間、大分県湯布院にある「ムラづくりNPO風の原っぱ」という特定非営利活動法人がストローベイルワークショップを主催しました。既存の店舗をリフォームし、ストローベイルと珪藻土でカフェの内装を作りました。

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4年前「原っぱ」を設立したのは地元の浦田龍次さんです。浦田さんは長年平和運動に参加し、自然が大好きな方です。”原っぱ”は主に「食」と「農」をキーワードに、人と人、人と自然を繋げる団体です。 例えば、10反の田圃で地元の農家さんと一緒に合鴨農法をしています。「カフェが完成したら、調理教室などを開きたい。」と浦田さんは夢を膨らませていらっしゃいました。そのため、「原っぱカフェ」のキッチンはかなり広いです。この「原っぱカフェ」は4月にオープンする予定です。

私は3月9日(火)午後、「原っぱカフェ」を設計した大岩剛一先生と一緒に湯布院に到着し、夜遅くまでワークショップの準備をしました。
10日にワークショップが開かれて、夜に「スローなカフェが地域をつなぎなおす」いうシンポジウム、交流会が行われ、カフェスローの吉岡淳さんと大岩先生の発表がありました。とても面白かったです。
そして、10日から12日はベイルを積みました。ニードルを使ってベイルを割ったり、竹串を作ってベイルを固定したりという作業もありました。13日からは左官工事に入り、日本ケイソウド建材の「エコクィーン」という珪藻土を使いました。作業はそれぞれが、わらを刻んだり、土を作ったり、土団子を作ったり、土を壁に塗ったりと、壁を塗るために様々な作業が発生します。皆がそれぞれに自分にあった持ち場を選んだり、任されて楽しくなったり、壁を塗ってみてどんな土を作ったらよいか分かってきたりと皆さん楽しく作業をされてました。何より、地域の方々が見学やお手伝いに来られたりと、早速、人と人が繋がる場としても和気あいあいと賑わっていました。
15日に下塗が終わり、16日から18日にかけて、上塗りを仕上げ、最後19日に私は養生テープをはずし、掃除をしたりとバスの出発時間ぎりぎりまで作業をし、予定通りストローベイル工事を完了しました。

思ったより参加者が多く、韓国から2団体、そして神奈川ふれあい囲碁ネットワークからも10人ぐらい参加頂きました。とてもにぎやかな現場でした。浦田さんや大工の渡辺さんはとても柔軟で何度も助けられました。皆さんのお陰で仕事は順調に進み、とても楽しく、充実したワークショップになりました。

ホルツヒューター・カイル(スローデザイン研究会)
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(2010/3/2)